子宮頸がんワクチン「サーバリックス」と「ガーダシル」

2013年から子宮頸がんワクチンは法律によって接種が定められている「定期接種」となり、病気の発生と蔓延を防ぐA類の指定を受けています。ヒトパピローマウイルスは性行為を行う前の年齢で予防するのが望ましいことから、ワクチンを定期接種の対象となるのは、小学校6年生から高校1年生相当の女子となっています。

若い女性に増えるがん

現在、日本で使用されている子宮頸がんワクチンには、グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」、MSDの「ガーダシル」の2種類があります。

サーバリックスは、2種類のヒトパピローマウイルスに対して免疫を作ることができるのに対し、ガーダシルは4種類のヒトパピローマウイルスに対して免疫を作ることができ、ともに3回の接種が必要となります。ガーダシルは尖圭コンジローマの原因となるウイルスに対する免疫もできるのが、大きな違いとなります。

子宮頸がんワクチンに限らず、全てのワクチンは体にとって異なる成分ですから、ワクチンを接種することで期待される免疫反応とは別に、発熱や嘔吐、痙攣などの反応がおきることがあります。

ただし、ワクチン接種の時期に偶然重なる形で、他の病気などを原因としてこれらの症状が現れることもある(紛れ込み事象)ため、両者の区別は簡単ではありません。

どのような副反応が、どのような割合で現れるかは、ワクチンの種類、接種回数、その時の対象などのファクターによって左右されますが、ワクチン接種を受けた人たちを大規模追跡することで、副反応の種類やその発生頻度を知ることは可能です。