おりものの異常は性病のサイン

中高年の女性は尿漏れに悩まされる方も少なくないため、尿とおりものを間違うケースもしばしばあります。一方、出産の経験のない若い人が尿漏れとおりものを間違う人はいないかと思われますが、近年は尿漏れを訴えて婦人科を受診する若い女性も増えてきています。

自身のおりものをチェック

10日位前から、動かないでじっとしてていも尿が漏れている感じで下着が濡れており、膀胱炎と判断して、最初に内科を受診した患者さんがいました。

尿検査で炎症細胞が多く認められたため、抗生物質で治療をしたものの、症状は一向に改善せず、診察を行った内科医に産婦人科の受診を勧められました。

産婦人科の医師が診察したところ、患者が尿と思っていたものは、実際はおりもので、症状はクラミジア感染症や淋病と並んで、女性の感染頻度が高いトリコモナス膣炎によるものでした。トリコモナス膣炎を内服薬と座薬で治療したところ尿漏れは治まりました。

また長い間、下着が液体で感触があったため「尿漏れ」と自己判断して、ナプキンを当てていたところ、陰部がかぶれて真っ赤になり、強い痒みを訴えて病院を受診他助成もあります。この場合も漏れていたのは尿ではなく、おりものでした。

月経周期の間でおりものの量は変化します。月経後は少なくなり、排卵期には水っぽくなり、ゼリー状になることもあります。おりものの量が多い、悪臭がする、黄色っぽい、陰部にかゆみがある、などは性病などの可能性が考えられるので、恥ずかしいけれども症状が悪化する前に、婦人科を受診して検査してもらいましょう。